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OLIVE&子OLIVE 星が大好き

最近のOLIVE 眼の具合がいまいちなので
もうほとんど星座をおえなくなっていますが
星空 や 星座にまつわるお話 すき




「こいぬ座」という言葉の響きはかわいらしいのですが、残念ながら良い話は
伝わっていないようです。
農芸の神アクスタイオスの子アクタイオンは、太陽神アポロンの孫にあたります。
半人半馬のケイローン(いて座)に育てられ、狩りの名人になりました。
ある日、50匹の犬を連れて鹿狩りに出かけたとき、道に迷い、泉でひと休みして
いる女神アルテミスを見てしまいました。
犬の声に気付いたニンフたちは、あわてて女神の体を隠しますが、アルテミスは、
恥ずかしさのあまり、「無礼者!」と呪いの言葉とともに、アクタイオンの顔に、
ひとすくいの水をかけました。
すると、どうでしょう。からだ中に毛が生え始め、枝角も延びて、アクタイオンは
見る見るうちに鹿の姿に変わっていきました。
突然現れた鹿の姿に50匹の犬たちは、それが変わり果てた主人とも知らず
次々に襲いかかり、バラバラに噛み裂き、食い殺してしまいました。
のちに、50匹の猛犬の中の一匹、メランポスが空に上げられ「こいぬ座」に
なったと伝えられています。
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プロキオンとは「犬の前」という意味。
星座絵には、狩人オリオンが連れる猟犬として、おおいぬ座、こいぬ座が
描かれています。
古代エジプトでは、シリウスはナイル川の氾濫の季節を教えてくれる星とされ
てきましたが、プロキオンは、そのシリウスに先立って昇ってくるため「犬の前」
という名称が与えられ、まもなくシリウスが昇ってくるという「前触れ」とされ
ていたようです。
プロキオンは地球から11光年という近距離にある恒星で、シリウスとともに
空間的にもお互いに近くにある恒星です。
私たちの太陽より明るく輝く星で、シリウスに比べると小ぶりの、極めて普通
の星ですが、シリウス同様、白色わい星を同伴していることが知られています。
プロキオン(こいぬ座)-ベテルギウス(オリオン座)-シリウス(おおいぬ
座)と3つの一等星を結ぶと、冬の天の川に浮かぶ、巨大な三角形が出来上がります。
これが『冬の大三角』と呼ばれるものです。
さらに、プロキオン(こいぬ座)-シリウス(おおいぬ座)-リゲル(オリオン座)-
アルデバラン(おうし座)-カペラ(ぎょしゃ座)-ポルックス(ふたご座)と6つの一等星を
結ぶと、冬の夜空いっぱいに巨大な六角形が出来上がります。
これが『冬の六角形』と呼ばれるものです。